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【アラサー女子必見】自分の人生を豊かにするウェルビーイングという考え方

 

こんにちは。

いのっちです。(プロフィールはこちら

Webサイトにお越しいただき、ありがとうございます!

この記事では、「ウェルビーイングについて」お話しします。

いきなりですが、

あなたは今、人生に満足していますか?

あなたは今、幸せですか?

そう感じるのは、なぜでしょうか?

なんだか、宗教の勧誘みたいですね。(笑)

 

ウェルビーイングとは、そもそも何か?

アラサー女子は生きづらい。

ウェルビーイングは
自分が善く(well)いられる(being)
よきあり方、良好な状態、という概念です。

ウェルビーイングに生きるためには、
どう生きるのか「選択肢」があり、
その中から「自己決定できる」というのが、ポイントとされています。

そして、その観点から、1番遠いのが、アラサー世代の女性です。

いまだに、「結婚せよ」「産めよ」「育てよ」を世間から求められています。
さらに、「働け」「活躍せよ」というノルマまで加わってきているのです。

娘から妻となり母となるというレールから外れてしまうと、
どうしたって生きづらい世の中なのです。

本来、「結婚」や「出産」は個々人の選択です。

 

なぜ、ここ最近、ウェルビーイングが注目されるようになったのか?

欧米諸国では、半世紀以上前から、ウェルビーイングという概念が知られていました。

1949年、WHO(世界保健機関)は憲章前文にこう定義しています。

「健康とは、単に疾病がない状態ではなく、
肉体的・精神的・社会的に完全にウェルビーイング(well-being)な状態である」
つまり、体も心も、社会的にも、ウェルビーイング=良い状態にあること。

これがそもそものウェルビーイングの起源でした。

日本では、トヨタ自動車と日本政府が揃って、
ウェルビーイングをアジェンダにあげたことで、注目されるようになりました。

2021年、日本政府が毎年6月に打ち出す「成長戦略実行計画」において、
「国民がwell-beingを実現できる社会の実現」という文脈で
ウェルビーイングという言葉が登場しました。

また、政府の発表よりも前の2020年、
トヨタ自動車の豊田章男社長は、中間決算の発表で、
「車を量産する」会社でなく、その先にある「幸せを量産する」ことこそが、
新しいミッションであると定義したのです。

 

ウェルビーイングに近づくには?

現在、国内外でさまざまな研究が進み、
人生全体に対する主観的な「満足
日々の体験に基づく「幸福
の2つが揃えば、概ねウェルビーイングだろうと考えられています。

自分の人生に満足する。

「難」がある人生。

むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチの著者、予防医学研究者の石川善樹さんのお父さん、石川雄一さんも同じ医師です。

そのお父さんは、昔から「難がない無難な人生を送るよりも、難があることをありがたいと思う人生を送りなさい。」とよく話していたそうです。

難がない人生は短絡的にみれば魅力的に見えますが、
長期的にみると、深刻な苦境に陥る可能性が高まってしまいます。

なぜなら、「難」になった状態、
つまり、病気や不幸などのトラブルや痛手を受けた状態からこそ、
つかみとれることもたくさんあるからです。
そういう経験をしておくと、次に辛い出来事があっても
なんとか回復することができるのです。
それが、ウェルビーイング(よくいられる)にもつながっています。

その時点では、辛い出来事でしかなくても、
あとから振り返ると、「自分の人生の肥やし」となります。

捉え方を変えると、トラブルや困難は「自分自身の成長のもと」なのです。

面白く生きる。

また、石川善樹さんの父、石川雄一さんはこのように話しています。

この資格を取ったらから、一生この仕事で生きていく、なんで制限しなくてもいいんです。医師の資格を持っているから、それしかしない人生だと、広がりがないわけですよ。
周囲もそういう肩書きで見てくるから、なかなかそこから抜け出せない。

でも資格や肩書きはいったん置いておいて、
人間の可能性としては別に他のことをやったっていいんです。

資格以外の何かで勝負ができる人生の方が面白いし、
本気で人生を楽しもうと思ったら、何かにワクワクする好奇心がないと。
自分の特性や能力との相性も無関係ではありませんが、
やっぱり自分がワクワクすることを、自分で選んでやることが効きますね。

この言葉が、看護師からWEBマーケターに転身しようとしている私の心に刺さりました。

前の職場で、「まちづくり」がしたいと考え、地域のお祭りに出たりしましたが、
それ以上の活動は困難でした。
看護師として雇われた以上、看護師としてしか働けないという葛藤がありました。

「自分で自分の可能性を狭めなくてもいいんだ」と思うことができました。

幸せを目指す。

慶應義塾大学ウェルビーイングリサーチセンター長の前野隆司さんは、
「幸せ」について学術的に研究され、
幸せは結果ではなく、目指せるものと話されています。

・幸せな人は、不幸せな人よりも7年〜10年長寿である。
・笑顔をつくると、幸せになる。
口角が上げると幸福度が上がり、免疫力が上がる。
免疫力が上がるから健康になって長寿になる。
・幸せな社員は、不幸せな社員よりも創造性が3倍高い。生産性が1.3倍高い。

という、研究結果が出ています。

幸せであることは個人にとっても、組織にとってもよい利益をもたらします。

そして、幸せに影響する心のあり方は4つあります。

幸せの4つの因子

①「やってみよう」因子…自己実現と成長
・生きがい・やりがいを見つけること。
・みつかってない人は、いろんなことをやってみること。
小さくてもいいからチャレンジする。
チャレンジをすると成功したり失敗したりする。その結果、成長する。

②「ありがとう」因子…つながりと感謝
・友達が多様であること。
弱いつながりでもいいから多様な人と縦横無尽につながっていること。
→そのつながりが
孤独・孤立をなくし、個人・地域・会社を強くします。
・利他的で(人のために何かしたいという気持ちが)あること。

③「なんとかなる」因子…前向きと楽観
・前向きであること。

④「ありのまま」因子…独立と自分らしさ
・自分と他人と比べないこと。(人は人、自分は自分)

まとめると、
自分の個性を磨いて自分らしく。(ありのまま)
→何か自分の強みを持って「やってみよう」と思う。
→そこに多様な仲間。(ありがとうの気持ち)
→だからこそ「なんとかなる」と思える状態です。

 

日々、自分自身に対する言葉にも注意していこうと思いました。

今日から意識すること

ウェルビーイングな状態は一人ひとり違うので、
自分にとってのよい状態とは何か?言葉にしてみるのもいいかもしれません。

自分にとって、「満足する人生とは?」「幸せな人生とは?」
今一度、考えてみませんか。

そのあり方を意識することで、日々の選択が変わり、
ウェルビーイングを高めることができます。

TODO

自分がいい気分でいられる状態を言葉にしてみる

ここまで、お読みいただき、ありがとうございました。

 

参考図書:むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチ

参考:Well-Being~幸福の4因子~ | 前野 隆司 | TEDxShintomi